2023年9月26日火曜日

4歳娘の願い事

 

4歳の娘。引っ越しを機に言うようになったこと。

「ママはママのままで、パパはパパのままで、ばあばはばあばのままで、〇〇ちゃんは(娘の名)〇〇ちゃんのままで、○○ちゃん(姉)は〇〇ちゃんのままで、○○ちゃん(兄)は○○ちゃんのままで、ずっと一緒に家族のままでいたい」

「誰もお亡くなりにならず、誰も年を取らず、いまのままで一緒にいたい」

「そういうことを毎晩、神様にお願いしているの。神様って本当に天国にいるんだよね?」

なぜ、こんなことを急に言うようになったのだろう。

誰も身近で亡くなった人はいないのに。

引っ越しの際、これまでみんなで過ごしてきたリビングが、みごとにがらんどうになり、もはや電気もつかない中、子どもたちをランタンを灯し、「一つの時代が終わったね……」と私がしみじみ言ったことが、どうもきっかけだった気がする。

親バカだが、感受性が高い。

そして親に似ず、記憶力がいい。

まったく私に似ず、根気がある。

だから、毎晩のようにずっと言い続けている。

まるで毎晩確認しないと、約束が消え去ってしまうのを心配するように。

だから、毎晩、私はウソをつく。

本当に、そうだといいのだけれど……と心の底から願いながら、しかしそれが叶わないことは分かりきっている。

だけどもうしばらくは、その嘘を本当だと思い込ませてあげたい。

サンタがリアルにいるのかどうかと、この約束が実は誰も叶えてあげられない願いだという事実、いったいどちらを先に気づくのだろう。

おそらくは、同じ頃かな。

せめてその時期がもっとずっと先であることを、私も願っている。

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