8年ぶりに、このブログの存在を思い出した。
そういえば、昔ブログなるものを書いていた気がする……と。
ほとんど誰も読んでいない、、だけど、改めて読んでみたら、自分の外部記憶装置として案外いいんじゃない?ことに気づく。
なんといっても、ワタシの特技は「忘れること」。
聞いたことも、見たことも、読んだことも、体験したことも、ほとんど忘却の彼方に放り投げて生きてきている。
残っているのは、記憶の断片のみ……。
例えば、今まで読んだ本の10分の1でも覚えていれば、今頃かなり頭良くなっているのでは……と思うが、残念ながらほぼ100%忘れていくので、仕方がない。
増えるのは、書棚からモリモリとはみ出していく本の山くらい。
ひどいときは、買ったことを忘れて、再度「面白そー」とポチりそうになることも。
ありがたいことに、Amazon先生が「以前買ったことがあるようですが、大丈夫ですか?」と確認してくれているが。
万事がそうなので、ブログはワタシの信頼ならない脳みそより、はるかに記憶保管装置として頼りがいがあると、再認識。
ということで、再びつらつら書き始めよう。
この8年間も、常に何かは書き続けてきていた。
でも、それは常に他人の言葉だった。
雑誌・書籍のライターとして、他者に取材をして、その言葉をイタコのように、読者に送り届けるのが私の仕事。
これはこれで、とても楽しい。
私の1回きりの人生では、絶対出会えなかったであろう人々と出会い、
彼らの話を聞き、それを記録に残す。
1時間の話を、短いときは1300文字、通常は3000文字、多ければ6000文字、に圧縮して書いていく。
ただ、そういう仕事を12年ほど続けてきて、ふと思う。
自分自身の言葉を、書きたいな。
自分自身が、思うことを書きたいな。
自分自身が、体験したことを書きたいな。
そんな御大層な体験など、日々の生活にはない。
壮大な思想なんてものもない。
だけど、たまには、他者の言葉ではない、自分自身の体感を吐き出したい。
思えば「ライター」になって以降、自分自身の言葉で自由に書くなんて経験、このブログでしかなかったんじゃないかな。
noteとかね、もっと「ライター」らしく、大勢に向かって意見表明する場とかもあるけれど、ウジウジずっと悩みどおし。
ふと、思い出し、このブログを見たら、むしろ「閉じてる」空間のほうが、ワタシは自由にかけるのかも……と思い直した。
ひっそりと、「王様の耳はロバの耳!」と穴に向かって叫んでみよう。
今感じたことも、1年後には忘れている私だから、メメント。


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