ただいま現在、居候している家には二歳と六歳の子がいる。
六歳のおしゃまな女の子、カーロッタは散々私と遊んだ翌日、確認するように問うてきた。
「まなみは大人なの?」と。
ドイツ語、わからなかったと思いたかった。
だから、「えっ?」って聞いてみた。
だけどもう一度はっきりと、
「まなみは大人?」と聞かれてしまった。。
「もちろん、大人だよ」と答えたのだけれども、彼女納得しなかったね。
「だけど、靴のサイズ、私とほとんどいっしょじゃない!」と。
いや、ちょっと私の方が大きいでしょ。
背もあなた、私の胸下までしかないじゃない。
手だって私の方が大きいでしょ。
いろいろ証拠をあげるものの、納得しないカーロッタ。
手を合わせて「ほとんど同じじゃない!」と言いはる。
いや、関節ひとつ分以上、私の方が大きいでしょ。
まあね、彼女のお母さん、170センチ。
一緒に住んでいる日本人の女性も168センチ。
その中にいる148センチはね、子どもにとっては判別が難しいところよね。
彼女きっと、昨日一晩中悩んでたんだろうね。
この人は、自分のお母さんと同じカテゴリーに属するのか、それとも自分と同じ身分とみなしていいものかどうか。
結果はね、あまり芳しくなかったね。
来年には私を抜くと息巻いてたよ。
ひょっとしたらゲルマン民族には可能かもしれないね。
まあね、靴のサイズくらいなら軽く超えられそうだよね。
ひょいっとね。