出てみると、年配のドイツ人女性がうわーっと喋りまくっている。
以前、「知らない人からだ」と思ったら、実は知っている人だった…ということがあったから、しばらくは黙って喋っているのを聞いていたけれど、どう考えても私の知っている人ではないし、話している内容も私には無関係そう。
なので、途中で「失礼ですが、どちらさまですか」と聞いてみた。
すると一瞬の沈黙の後で、
「おばあちゃんよ。あなたのおばあちゃんじゃない!」という。
え。。
あ、そうか。おばあちゃんか。 やだなー、私ったらうっかりもの。
と思ってみたものの、いやいやまてまて。
私のおばあちゃんは2人ともとうの昔に亡くなっている。
なので、再び喋り始めている相手の話を中断して、
「申し訳ないけれど、番号を間違えていると思う。
私は日本人で、みうらまなみというものです。
あなたは私のおばあちゃんではありません」といってみた。
そうしたらかなりの沈黙の後、ものすごいショックを受けた声で、
「何を言っているの! あなたは私の孫よ!
その私のことを、あなたは忘れてしまったの??
私のことを忘れたというなら、おじいちゃんのヘルムートのこともあなたは忘れてしまったの!!」ときた。
え~、、。 そういわれると自信なくなるな~。
う~ん、すっかり忘れてたけど、そういわれれば私のおじいちゃんはヘルムートという名前だったような……。
いやいや、まてまて。 私のおじいちゃんの名前は、たしか季彦と村夫だったはずだし。
というか、その前に私は日本人だし。
どう考えても、ドイツ人のおじいちゃんやおばあちゃんがいるのはおかしいと思うんだよね。
で、らちが明かないので、ちょうどその時部屋にいたドイツ人女性に代わってもらった。
しかし流暢なドイツ語に代わっても、むこうに事情を理解してもらうのにはだいぶ長い時間がかかったよね。
途中から彼女も苦笑し始め…。
「とにかく、彼女は日本人であなたの孫ではないから、もういちど電話番号をよく確かめて電話し直してください。
どうしても緊急の場合は、一緒にもういちど考えましょう」
といってくれて電話を切った。
どうやら彼女は87歳のおばあちゃんで、イギリスにいる孫に赤ちゃんが生まれたそのお祝いに、電話をかけたつもりだったらしい。
いやはや。。
でも、その後電話がかかってこないことをみると、ちゃんと孫に繋がったと考えていいのかな。

0 件のコメント:
コメントを投稿