ホームレス問題・自殺問題・視覚障害者文化・ろう者の教育。。
ここ最近(というかライターになってからずっと…)関わってきた仕事のテーマ。
かつて「ホームレス問題を取り上げたい」と言ったら、「そういうテーマを扱うと、社会派系のライターとみなされてつぶしがきかなくなるよ」と編集者から忠告を受けた。
しかし幸か不幸か、自分が求める求めないにかかわらず、この種の仕事は私のもとに舞い込んできた。
私は特別そういう活動をしているわけではない。
ホームレスの支援のための炊き出しや、自殺を減らそうというイベントに参加したこともなければ、自主的に視覚障害やろうの人々のところに出向いたこともない。
たぶんこれからもしないだろう。
だけど、私が仕事を通じてこれまで全く知らなかった世界を知ることができたように、私が記事を書くことで誰かが「あ、こういう世界があるんだ」ということに気づいてくれればいいと思う。
記事を読んでくれた人が、その後積極的な活動に目覚てくれなくたっていい。
積極的に活動しないことに対して後ろめたい思いを抱く必要もない。
そのまま変わらず日常を送り続けるのでもいい。
それでも実際にある問題を、見ないふり知らないふりをしたり、そもそも問題が存在していないように語るよりははるかにいい。
「ホームレスなんてやるべき仕事をしたくないがために人生さぼっているだけだよ」
「そんなやつら全員死ねばいい」
そんなセリフを言う人は、今ある問題に目をそむける以前に、自分がどれだけ恵まれた環境に生まれ育ってきたかを感謝することすらできない人なんだろうと思う。
自殺者が毎年三万人をこえ、毎日のように電車が「人身事故」で止まる国。
老いも若きもホームレス状態で寒空の下で寝る生活をする人がこれだけいる国。
最近は幼児虐待も続いているよね。
どの問題にも皆無というユートピアなんてないんだろうけど、少なくとも「住み心地の良い幸せな国」とはいえないよねぇ。

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