ein bisschen gleich
「ってフレーズが、休憩時間とかに校内歩いているとよく耳に入ってくるけれど……」
とある日のトーマス。
「たぶんこれ、『少し似ている』とかの感覚で使っていると思うんだよね。
自分の国の文化とお宅の国の文化、少し似てる所ある、とかの感覚で。。
でもね、gleich(同じ)がein bisschen(少し)ってのはありえないから。
それはein bisschen tod(ほんの少し死んでいる)っていうのと同じだから。
ein bisschen voll(ほんの少しいっぱい)とかね。
ein bisschen schwanger(ほんの少し妊娠してる)とかね。
ありえないでしょう?
妊娠はしてるかしてないかのどちらか。
死んでるも、生きているか生きていないかのどちらか。
JaかNeinかのどちらかで答えるべきものの場合、そこに『ほんの少し』も何もないから」
と、ここである生徒が「はーい!」と手を挙げる。
「ein bisschen verheiratet(ほんの少し結婚している)みたいなもんですね」
「そうそう!」と答えたものの、トーマス、「いや、まてよ。……う~ん」と考え込む。
「ドイツに限っては、ほんの少し結婚……もあり得るかも。。」
「まぁまぁ、いいや。普通はそういうことはないので、とにかく『似てる』って言いたいときには、ちゃんとähnlichの方をおっくうがらずに使ってね」
「は~い」

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