2010年5月28日金曜日

お豆腐



ぷ~~~い~~~♪
ぷ~~~い~~~♪


普段聴きなれない、だけどどこか懐かしい音が響いてきた。


ぷ~~~い~~~♪
ぷ~~~い~~~♪


これってもしやお豆腐屋さん?


ガラガラと隣のマンションの窓が開く音が聞こえる。

「ねーねー、あの音ってお豆腐屋さんじゃない?」
「えー、いまどき?」
「どこ? どこ?」


私もベランダに出て下を眺める。


あっ!
青いのぼりをたてたお豆腐屋さんを発見!


「ほんとだ、ほんとだ、お豆腐屋さんだ」
「へー、珍しい」


ワイワイ言いつつも、我らが住んでいるのは7階。
今から下に降りていっても待っていてくれるだろうか。

そんなんで逡巡しているうちに、ふたたびお豆腐屋さんはリヤカーを引き引き、歩き始めてしまった。


ぷ~~~い~~~♪
ぷ~~~い~~~♪


残念!
今度来たらボールでももって下に降りて行ってみよう。

2010年5月26日水曜日

ファイトファイト



なんだか決めることがいっぱいで、最近ちょっと息切れ気味。。

フリーの身はすべてを自分で決められる自由にあふれており、それが嬉しくも楽しくもあるわけだけど、心がむくむく元気でないとうっかり前に進めない。

ここ最近、耳鼻科にいったり皮膚科にいったり。
これまで経験したことのない症状に振り回されぎみ。
まぁ、それもここらで体調に向き合っておいた方が、これからしばらくのことを考えればよいのだろう。
ついでに歯医者もいってみといた。


銀行行ったり、両替所いったり、旅行会社行ったり、、ほんでもってネットでいろいろ調べたり。
もちろん仕事のための取材も行って、本も読み。

それでもまだまだ、いろんなことが追いついていない。

決めること、調べること、手続きすること、、
そしてもちろん仕上げるべき仕事。
どれも優先順位高し。

立ち止まってしゃがみ込んでしまわないよう、ファイトファイト!

2010年5月22日土曜日

アバンギャルド



白金台にある東京都庭園美術館にいってきた。

「ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし」展。

この美術館はこぢんまりしていてさほど混まず、それでいて展示のテーマが面白くて好き。
庭園の緑もきれいでのんびりできるしね。

ここはロシア好きな学芸員がいるのか、前回、前々回訪れた時もちょうどロシア関係の展示だった。

「幻のロシア絵本 1920‐30年代展」
「舞台芸術の世界 ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン」

この三つの共通点は、どれも私の好きな1920年代30年代のものであること。
特に「舞台芸術の世界」は、なかなか他では展示されることのないバレエの世界が思う存分味わえてとてもよかった。

1900年代初頭に大流行した「バレエ・リュス」。
興行主ディアギレフ率いるロシア発のバレエ団は、当時グダグダだったヨーロッパパレエ界や、まだまだバレエ後進国だったアメリカに大きな影響を与えた。
たぶん彼らがいなかったら、今ある形でのバレエの隆盛は起こっていない。
それほど、音楽も衣装も、舞台美術もストーリーも、そしてもちろん舞踊そのものも、彼らが起こしたバレエは新しく斬新なものだった。

以前、東京バレエ団で首藤康之さん演じる「牧神の午後」を観たことが一度だけあるが、1900年代初頭でなくとも、その斬新さには度肝を抜かれた。
「素晴らしい」とか「美しい」とか「ハラショー」とか、、、とてもそんなんではない。
何とも言えない不思議さ。
むしろ「不快」に近いかもしれない。
バレエでありながら、ピルエットもジャンプもなく、ただただ能役者のように足をすり、エジプト絵画のように平面的に体をズルズルと移動させるだけ。
「なんだ、これは…」と思っている間にパフォーマンスは終了し、観客はほとんどあっけにとられたまま拍手することも忘れている。

「良い舞台」「悪い舞台」。
そんなことを簡単に判断してはいけないということだけは分かりながらも、どう反応していいのか分からないまま、ザワザワ感が広がる。

すでに「牧神の午後」という舞台がバレエ史におけるエポックメイキングであることは重々承知している2000年代ですらこんな反応なのだから、約100年前の1912年初演の時の観客の反応がブーイングと賞賛に真っ二つに分かれたのもうなずける。

ドビュッシー作の音楽、レオン・バクストの舞台美術、そしてニジンスキー振付(初演も当然ダンサーはニジンスキー)。
なんとも贅沢な演目だ。


そのほかにも美術面でこの「バレエ・リュス」にかかわったのは、ココ・シャネルやマティスやルオー、ピカソ、ユトリロ、など多数、音楽でもサティやラヴェルやストラヴィンスキー、プーランクなどなど。。
バレエと文学と音楽と美術が、これほどまで密接にかかわりあい、自由に実験的に新しいパフォーマンスを生み出せていた時代はない。

そんなバレエ黄金期のひとときを、写真や絵画、デザインがやポスター、衣装などから感じ取る素晴らしい展示だった。


で、今回の「ロシア構成主義のまなざし」は、ほとんど何の知識も持たずに行ったのだが、ちょうど学芸員さんのレクチャーが始まるところで、40分という短い時間ながら、いろいろと教えてもらうことができた。
ロシア革命から、レーニン → スターリンと、歴史的な流れは一応知識としてはありながらも、その時代の芸術方面にはとんと立ち入ったことがなかったので面白かった。
当然のことながら、同じ時期のドイツのBauhausやNeue Sachlichkeitの流れなどとも関連しているらしく。
あまりの不勉強ながらも、やはり興味深い時代だなぁと再認識。
もっといろいろ勉強しなきゃなぁ。


帰りに庭園をぐるっと巡る。
ちょうど薔薇の見事な季節で、落ちかけていく夕日の光が草花にとけて綺麗だった。



2010年5月18日火曜日

小心者

5月も折り返し地点を過ぎてしまった。

7月からしばらく旅に出る。
旅…というのもちょっと違うか。
旅ってのは絶えず移動していることだからね。
私のはとりあえず、A地点からB地点への移動のみ。

三ヶ月間、ベルリンにいってきます。


なぜベルリンなのか。

理由がありそうで、実はあまりない。
とにかく頭の中に「Berlin」という文字が、この数年間、電光掲示板のようにしつこくチカチカと点灯し続けてきたもんだから、行ってくる。


だから「なんでドイツ行くんですか?」
至極もっともな質問は一番困る。
「ねぇ、なんでだろうね」というしかない。

「いまさら?」と真顔でいわれたこともある。
「ねぇ、本当いまさら?ですよね」と返すしかない。

「本当はあんまり行きたくないんですよ」という言葉が、
のど元まで出かかって、つい出ちゃうこともある。

「じゃあ、なんで行くんですか?」
相手はさらにもっともな問いを投げかけてくる。
「ねぇ、本当なんでですかね…」

これくらい会話を交わすと、相手ももうどうでもよくなり私を解放してくれる。


そりゃぁ、いろいろ探せば理由もあるし、強いて言えばの希望はある。
けれども、あえて他人様に申し上げるような素晴らしいプランがあるわけでもなく、、。
ただただ、学生時代から「しばらくドイツに滞在してみたいな」という思いを、「このままやり遂げずに一生終えるのはなんか悔しいから行ってくる」というアホな理由で行ってくるのである。

妙なところで、妙な負けず嫌いを発揮。
これB型の特徴。

そのくせ、三か月という短期間。。
意外と小心者なのも、B型の特徴。


まあね。
人間やれるときにやれることをやれる範囲でやっておいたほうがいい。
というのが私の数少ないポリシーだし。

だから行ってきます。


今日チケットもとったし、これでもう後戻りはできないから大丈夫。

あと問題は、その三ヶ月間どこに住むのか、という問題。
誰かそこそこの金額で、私を住まわせてくれないかな。

2010年5月4日火曜日

藤まつり

世の中はゴールデンウィーク。

私は何処へも行かず、いつどおりお茶のお稽古に行ったり、久々に友達と遊んだり。

月曜日は亀戸天神の藤まつりへ。
煎茶席のお手伝い。
ふうふういいながら着物を着て、腕がつりそうになりながら帯を締める。

今年はなかなか暖かくならなかったせいか、藤の開花が遅れたらしい。
おかげで毎年散り際の藤ばかりだったが、今回は見事な藤を堪能できた。



朱色のお太鼓橋にかかる、紫の藤に、白い藤。
甘~い香りもたっぷりと、ついでに丸々と肥えた蜂もたっぷりと。



向こうには大分大きく成長した「スカイツリー」も見える。





お茶も美味しく、お菓子も美味しく……。

ハッ! そういえば、今年はお菓子食べなかった…。

無念。。

藤の香りで我慢するしかないのぉ。。