気づけば最終日の記録をせずにここまで来ていた。
何とも気持ちが悪いので、写真だけでもアップしておこうと思い立った。
今回の旅の目的は、できる限りお茶にゆかりのある地を訪れようというもの。
宇治を訪れたのも、煎茶道の発祥の地、萬福寺を観てみたかったから。
ということで最終日。
この日は朝起きたらすばらしい天気。
宿の朝食をいただいてから、宇治川のちょうど向かいにある宇治神社へ。
朝もやの煙る中、朱色の橋を渡って対岸へ。
神社では、かっこいい獅子がお出迎え。
ど~ん。
雲ひとつない晴天。
昨夜のうちに雨が降ったのか、しっとりと植物は濡れていた。
こんな人も発見!
再び橋を渡って宿に戻る。
途中欄干から覗き込んだ宇治川の水はあくまで清らかで…
川べりに遊ぶアヒルくんたちも…
うっかりうたたね。
そんな平和な午前が流れゆき、
午後はいよいよ黄檗山萬福寺へ。
座禅体験をしながら、何度も椅子から転げ落ちそうになる。
薄暗がりの中、半目で意識を遠く持てって…、
私にとってはそれは眠りに落ちる瞬間の状態ですよ。。
無事、雑念を振り払った(?)後は、萬福寺の向かいにある普茶料理の老舗「白雲庵」へ。
肉を使わない、中国の精進料理、普茶料理の数々。
「肉ないし」とか甘く見ていた私たちの胃袋に直撃した美味しい料理&ビール。
萬福、、もとい満腹感いっぱいの女三人。
なんと気づいたら全員畳の上に倒れて眠っていた。。
たぶん一時間くらい経過…。
いくら気持ち良かったとはいえ。
いくら部屋には他にお客さんがいなかったとはいえ。
あまりに静かすぎる私たちの様子を見に来たお店の人は、さぞかしびっくりしたことだろう。
でも、やさしいね。
そのまま寝させておいてくれたばかりか、帰りのときも笑顔で見送ってくれた…。
食欲・睡眠欲も満たされ、体力を回復した私たちは、再び満福寺へリターン。
改めてじっくり見学を。
親切な坊さんがいろいろ案内してくれた。
萬福寺は、中国から渡来した隠元禅師が建てた禅宗のお寺。
この人はいんげん豆も日本に持ってきてくれた。
私たちが今日、いんげん豆の味噌汁を飲めるのも、食後に緑茶を飲んでほっと一息つけるのも、すべてはこの人のおかげ。
だから(ではないけど)、萬福寺は、限りなく中国風のお寺。
っていうか、オリジナルの萬福寺は、中国にあるし。
朱色の屋根、華やかな装飾、
石畳の廊下、天井からつるされている灯り、すべてが中国風。
食事や時間を知らせる、雲版に魚ばん。
お茶の先生に聞いていたとおりだ。
残念ながら、頼んだけどたたかせてはもらえなかった…。
(あたりまえか)
間近でみると、けっこうこわい。。
天井を仰ぎ見ると、ここが煎茶道の発祥の寺であることがはっきりとわかる。
その裏にあるのは、、葵の御紋?
なぜ?
江戸徳川幕府の要請で隠元さんが呼ばれたから?
お寺には、青い目と白い肌の美人猫がひとりいた。
そんなこんなでお名残り惜しくも、そろそろ夕陽が落ち始めたところで萬福寺を去り、京都に。
今日は夜行バスで東京に帰る日。
京都でよーじやカフェにより、夕御飯を済ませる。
慌ただしく京都駅に滑り込み、この地を後にした。
ばいばい、京都。
またね。
あ、そうそう。
忘れてたけど、萬福寺で不思議な葉っぱをもらったよ。
名前は忘れちゃったけど、お坊さんが言うには、この葉っぱに引っかき傷をつけると、それがずっと残るんだって。
昔は紙代わりに文字を書いて使ってたって。本当かなぁ。
で、試しに細い棒で引っかいてみると…
ステキ!
ずっと残るといいなぁ。
でも、きっと文字は残ったとしても葉っぱの寿命が持たないだろうなぁ。
悪あがきで、押し花ならぬ、押し葉にしてみた。
これだったら残るかと思って。
でもね。
どの本に押し葉にしたのかを忘れちゃった…。
いつか本を開いたとき、はらりとこの葉が発見されると嬉しいなぁ。

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