2010年3月12日金曜日

シンポ 報告

先日のシンポジウム。
大盛況で800名の席には立ち見もできていた。

「スペシャルゲスト」として、急遽鳩山首相も登場。

自殺や貧困問題に対して、彼は自分の言葉で語っていると思う。
理想ばかり先走って現実が伴わないという人もいるけれども、
理想なくしてどんな国づくりができるというのだろう。


年間自殺者三万人。
交通事故者の約6倍の人々が毎年自殺で亡くなっている。
東京都に限れば、13倍にものぼるらしい。

諸外国比は世界第8位。
女性に限定すれば、堂々第3位。

先進七カ国中ではもちろん、ぶち抜きトップである。

そんな国、どう考えても異常でしょう。


今回のシンポジウムでは、自殺で家族を亡くされた方や、未遂者の方の体験談もあった。
そのうちの一人が語られていた言葉が印象的だった。

「人間いつかは死ぬけれど、せめて死ぬときに『日本人に生まれてよかったなー』と思って死ねる国になってほしい」

リストラ、パワハラ、派遣切り、介護疲れ、病気、就職困難。。

そういう不遇に陥ったとき、残された選択肢が、
「自殺」か「ホームレス」か「犯罪を犯す」しかない国なんて、
それじゃあ「この国に生まれてよかった」「来世もこの国に生まれたい」なんて、そうは思えないよね。


あともうひとつ。
自殺は本人にとっては人生を終わらせる最後の手段だけど、残された家族にとってはものすごくつらい人生の始まりだってこと。
これまで私はあんまり気づいてこなかった。
仕事で自殺問題に多少かかわるまでは。

鳩山さんもかつて「この本を読んで、自死遺族の苦しみを知った。首相になったらこの問題にまっさきに取り組みたいと思った」と語っていた一冊の本がある。
『自殺って言えなかった。』(サンマーク文庫)

本当に衝撃的です。
自死遺族、主に自死遺児が書きつづった手記です。
親が自殺で亡くなることで、これほどまでに子供達は苦しみを背負ってその後の人生を歩んでいくのか。
少なくとも、私の想像ははるかに超えてました。


年度末の3月、新しい環境が始まる4月、五月病が発生する5月は、特に自殺が多い月のようです。

12年連続の自殺者数三万人超えが、どうぞ減少していきますように。


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