2009年5月30日土曜日

芍薬



我が家に今、芍薬がいる。


「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」


もし自分ならどれがいいかを考える。


まずは牡丹。

この花は、ぼってりとした肉体美を誇る、ちょっといわくありげの熟女っぽい。
美しさはあるけれど、テコでも動かなさそうなあの重量感。
最近とみに自分の体が重く感じられる私としては、もうちょっとスリム感がほしいところ。
イメージ的には、40代くらいから50代にかけての迫力系マダム? 

存在感ある美しさは、たしかに魅力よね~。


お次は、百合。

百合の種類にもよるけれど、あの強烈すぎる香りはちょ~っと自己主張が激しすぎるかな。
姿も、カサブランカみたいに、咲くと「最大180度まで行きます!」みたいなどっぴらげになると、ちょっとね。。
謙虚」とか、「慎み」とか、、、もうちょっとそういうのが欲しいよね。

咲ききっても限度45度くらいの、テッポウユリみたいな姿は美しい。
聖母マリアの処女懐胎の図に出てくるような、清楚で可憐なすっとした百合ね。
「純潔」「清楚」「高貴」「たおやかさ」、そんな感じ。
イメージ的には、20代半ばから30代半ばくらいの女性かしら。

こんな女性になれるといいよね。


最後は、芍薬。

香りは素晴らしい。
甘いなかにも清々しさのある香り。
顔を近づければ豊かな香りを楽しめるけれども、ある程度の距離を置けばほとんど無臭な謙虚さもマル。
香水と同じね。
姿もOK。
胴体はスッとした細身なのに、顔は可憐。

つぼみの頃は小さく、ギュッとかたくなな感じ。
咲き始めたらほろほろと、あらあらと思う間もなく、気がついたら大輪の花の美しさ。
だけど、まだどこか初々しさも漂わせ。。
イメージとしては、10代から20歳くらいの女の子かしら。



「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」


それぞれの年代ごとの、女性の美しさを感じます。

2009年5月17日日曜日

チューベローズ




二月に行ったバリのコンラッド・ホテルでは、エントランスに大きなチューベローズのアレンジが飾られ、朝に夕に、強烈な甘い香りをホテル中に放っていた。

中庭の芝生に立てば、庭に咲き群れる様々な花の香りがすべて混ざり合って漂ってきていたが、ホテルの廊下やロビーに立つと、圧倒的にチューベローズの匂いだけが際立っていたのだ。

もと花屋勤務の私としては、その巨大アレンジを見つめながら、

「日本で購入すれば1本500円は下らないこのチューベローズは、この国での単価はいくらなんだろう」
「仮に日本円として安く見積もり500円だとして、この巨大アレンジに使われている本数を計算すると、¥500×1本、2本、3本、4本、…10本、20本…」
「すごい! 1本もらってったらまずいかな…」

などと、さもしい思考の巡らし方ばかりしていたものだが。。

そんな思い出を胸に、先日花屋で見かけたチューベローズを、さっそく購入してきた。
やはり1本450円・・・。

しかし、やはりすごいな、チューベローズ。
たった1本で、我が家のささやかな居住空間は、軽く網羅するほどの強烈な香り。

ス~ハ~、ス~ハ~。。

はぁ~~。

まるで麻薬・・。

陶酔です。。


バリでの楽しい思い出に浸っていたある日。
冷蔵庫の野菜たちをあさっていた母親が、あるものを見つけて喜びの声をあげた。

「なぜか冷蔵庫に、あなたのチューベローズがしまわれている!
 …と思ったらネギだった!」

なんだそりゃ、と思い、見にいったら


たしかに…  笑


冷蔵庫に深くしまわれ、トマトやらキャベツやらに押しまくられて底辺に長く生息してきたと思われる我が家のネギは、極寒の地ながらも成長し、立派なネギ坊主にとなっていたのだ。
そのネギ坊主の姿が、チューベローズにたくさん付いている花の一房にそっくり!

香りはだいぶ違うけどね~

記念にパチリ


2009年5月10日日曜日

アイスクリン

昨日は「アイスの日」だったそうだ。

冷凍庫に以前買った「PINO」が入っていることを思い出し、ラムレーズンピノをあむあむ。

そういえば…。


生まれて初めて食べたアイスクリームは、どんなアイスクリームだったんだろう…。


思い出せない…。


生まれて初めてラッキョウを食べさせられたことは覚えている。
幼稚園のお泊まり保育でのこと。
皆でお買い物に行き、ひとクラスひと品を買ってくることになっていたはず。
それでなぜか、私のクラスはラッキョウを買ってきたのだ。

誰だよ、ラッキョウなんて言い出したの。
まだこの世に生れ出てそれほど多くの食のバリエーションも持っていない幼稚園児に、何も敢えてラッキョウを食べさせることもないだろう。
おかげで、あのときの脳天に突き抜けるような強烈な味とにおいは一生忘れない。

だから、もう一生たべない。。


生まれて初めてレバーを食べた時のことも覚えている。
小学校の給食で出た2本の焼き鳥のうち、1本はレバーだった。
出されたものは決して残してはいけないルールだった我が「清○第○小学校」では、レバーがまずくてしかも硬くて噛み切れないなどという言い訳は、それを残していいという理由にはなりえなかった。
結果、給食時間が終わり、掃除が終わり、外で皆が遊んでいる休憩時間も、根気強くレバーをもぐもぐ噛み続けていた私。
一向に口からなくならないのね。
おかげであのときの強烈な硬さとなんとも言えない味は一生忘れない。

だから、一生たべない。。。


なのに。

アイスクリームという世にも美味しい食べ物を、生まれて初めて口にした時の記憶はきれいさっぱり残っていない。
ラッキョウよりレバーよりも、人生において重要なのは、むしろアイスクリームであるべきなのに。

あんなにおいしく、あんなに冷たく、あんなにスペシャルな食べ物なのに、いくら考えても初めて食べた時の感動を思い出すことができない。。

だから、こうして今も食べている。

そして、いつの間にか食べ終えてしまった私のPINO。

たいそう美味であった。。

2009年5月5日火曜日

ライターになる

昨日は一日中、外にいた。
最近ずっと家の中でこもりっぱなしだったから、外の空気が気持ちいい。

朝9時半から半蔵門で取材。
11時過ぎに終了してランチを済ませてから、有楽町の国際フォーラムで開催されている音楽祭、「ラ・フォル・ジュルネ」の演奏のひとつを聴く。
久しぶりに、ゆったりとした空気の流れのなかで心穏やかな時を過ごす。

その後は二時間ほど、他のライターさんの取材を見学させていただく。
普段自分たちで行っているやり方以外、あまり知らないので、他の編集者とライターさんはどのようなやり方で取材進行しているのか興味津津。

ライターという職業は、他の人と競争になりそうで意外とならないものなのだと最近思う。
なぜなら、一人ひとり専門が違うから。
たとえ私がほかの仕事も自分が請け負って全てやりたい!などと無謀なことを考えたとしても、それは実際不可能だ。
人は自分が理解する以上のことは決して書けないのだから。
たとえば今回の取材に関して言えば、物理系の話題がテーマである。
私には、ほとんどさっぱり、である。
聞いていて面白いと思ったとしても、書くとなったら話は別だ。
その他にも、歴史や美術や音楽や職や旅やファッションなどなど…。
その人その人が、得意としているジャンルは必ずあり、そのジャンルに沿ってライターは各々仕事をいただいている。
だからそこに、「人が人を押しのけるような熾烈な争い」という考え方はあまりない。
みんながそれぞれ自分のフィールドで楽しく仕事をしていこう、という感覚が根底にあるのではないだろうか。
逆に、聞き手が私だからこそ、出てくる話もあるのだと思っている。
(というか、そう思わねば、やっていけない。)

ライターという職業は、自分が実際なるまでは謎の職業で、実際その業界の中でどのような仕事の回り方をしているのかさっぱり分からなかった。
なってからも「ふ~ん、このようになっているのか」と日々発見の毎日である。

ライターになるために必要なことは、編集・ライター養成のスクールを出ることのほか(もちろん必ずしもスクールを出ている必要はない)、周囲の人たちの温かい目だとか、導いてくれる人の存在だとか、自分の欠点を気付かせて修正してくれる編集者だとか、新しいチャンスを与えてくれる人との出会いだとか。。そういうことが必要になってくる。
自分一人では何もできない、もしくは、できても長続きはしない。
絶対に、他の人の温かい協力が必要だし、一緒に楽しいものを作るんだ!というポジティブな精神と気概が必要になってくる。
おそらく自分が今持ってる実力なんかは、ほとんど微々たる量しか影響を与えないのではないだろうか。
あとは、今度どのように成長していきたいか、そのためにはどのような勉強が必要か、どういうジャンルで伸びていきたいのか、といった将来の目標への道筋だろうか。。


そんなことをつらつら考えながら、帰宅した午前1時。
さてさて、今日も一日原稿書きだ。

がんばるなり。

2009年5月3日日曜日

運動不足

今度は体が痛い。
お尻から太もも裏っかわにかけて。
今度はいったい何をしたんだ?
何が原因だ?

朝、歯を磨きながらしばし考える。
うがい中に原因が判明。
ガラガラガラ… ペッ
ハッ!

お茶だ 。。

昨日、お茶のお稽古に行ってきた。
仕事が終わらず、お休みしたい気満々。だけど、同じ理由ですでに先週も休んでいる。

昼の12時に家を出て、家に帰ったのは夜8時。
4時間のお稽古。
4時間中、たったの二回しかやっていない自分の番で、正座している裏の筋肉をフル活用したらしい。
たしかに今やっているお点前は長いけれど、
だからと言って、お茶で筋肉痛って…。

…でもそういえば、たしか以前も同じ理由で背中がすごい筋肉痛になっていたな。。

終日、PCの前に座ってばかりの生活。
そろそろウォーキングでも始めなくてはならないのかしら。。

2009年5月1日金曜日

電車

顔の右側が妙に痛い…。
おでこの右側、ちょうど眉や目の上らへん。
触るとかすかな鈍痛が。。

なんでだろな~。。

お昼過ぎくらいにようやく気付いた。

そうか。電車だ。

今朝。
というより最近。
電車の中でどうも頭をぶつけている。
あまりの眠さ+でも座れない毎朝の通勤電車を経験するうち、私はある画期的な進化を遂げた。
そう。「立ちながら熟睡できる」という進化を。
それはそれは、深~い深~い眠りに落ちている。

で、静かに寝ているときはまだいいが、時々ぐらぐら揺れるらしい。

揺れた瞬間にドアが開いて、ホームに転がり出たのは過去のこと。
もうそんな未熟な真似はしないが、
それでも、揺れるたびに、電車のドアの手すりに頭を打ち付けているらしく、そのたびに目が覚める。
でもそれとてわずか1秒程のこと。
「痛い…」
と思いつつ、再び眠りの中に。

ひょっとしたら、私はあの時間帯の電車の名物女になっているかもしれない。
立ちながら爆睡している女がいると。。
いっつも頭ぶつけてるけど、大丈夫かねあの子。。
みたいな。

でも、さすがに今日のは強烈だったな~。
夕方になってもまだ痛い。
しょうがないから、明日は左側をドア側にして立とう。
そうしたら、左右平等になるから、ちょうどいいだろう。

あ。でも明日からGWでお休みだった。。