毎年12月半ばの土曜日は、江戸博の「義士茶会」の日。
いつも都合がつかずに行かれなかったが、今年ようやく行ってきた。
12月は赤穂浪士たちが吉良を打ち取った月。
この忠臣蔵にちなんでの茶会である。
なぜ茶会、さらにいうとなぜ宗偏流か。
それは、吉良上野介が山田宗偏にお茶を習っていたから。
討ち入りの日が12月14日になったのも、その日吉良邸で茶会が催されるという情報を大石らが事前に入手していたから。
その情報を手に入れるため、赤穂側の人間はわざわざ宗偏の弟子にまでなっている。
他の用事なら変更される可能性もあるが、茶会は招く方にとっても招かれる方にとっても絶対なもの。
延期などはありえない。
さらに無事討ち入りが成功したのちは、打ち取った吉良の首をやりにぶら下げ市中を練り歩いたのだが、実は、それは首ではなく、茶会で使う花入れの籠を首に見立てて布でくるんでいたのだとか。
いずれのエピソードもあまり美しいとは思えない。。
が、とにもかくにも茶の湯、それも宗偏流との縁は深い。
ということで、この季節、吉良邸のあった本所の周辺では茶会が催されることが多い。
さて、江戸博の「義士茶会」。
椅子席での簡略バージョン。
誰でもはいれる茶会なのでお勧め。
お軸には大石内蔵助直筆の書状がかけられ、泉岳寺の古材でつくった香合が置かれていた。
白椿の花に、一滴の血を表わすために小さな赤い実まで添えられている。
もちろんお茶もお菓子も美味しくいただき。。
また来年もきたいな。
「いけばな展」も面白かった。
室町時代~昭和初期までのいけばなの歴史を、古い文献を元に展示、再現している。
秀吉が前田邸を訪れた際、池坊がかざったという作品をCGで表わしているのも興味深かった。
午後三時からは雑誌の取材のため京橋へ。
夜は有楽町マリオンの朝日ホールで、茂木健一郎さんと宮本亜門さんの対談。
おもしろく。
二人のテンションの高さ、志の高さ、日々の情熱、
ことにマイナスに落ち込んだ状態から、プラスのエネルギーへと変換させる力強さ。
打ち上げのビールも美味し。
薔薇を一本いただいた。
希望者が手を挙げて。
「はいはいはーい! ほしいです!!」
両手を挙げて立候補。
サントリーが今年開発した、幻の「青い薔薇」。
何度見ても紫だけどそこらへんは、ね。
紫でも十分美しいよ、「青い薔薇」。
黒っぽい葉もホレボレ。
むき出しのままの薔薇一本、抱えて帰ってまいりました。
「いけばな」で始まったこの日。
最後は2009年の科学の粋を極めた「幻の花」で幕を閉じましたとさ。

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