2009年9月17日木曜日

京都旅 その1  四条

京都に行ってきた。

たまたま1日のみ京都での予定が入り、「ならば…」ということで前後に自由になる日をくっつけてみた。
今回はきちんとテーマを決めようと思い、「お茶」に定める。
茶道(抹茶)と煎茶道(煎茶)に縁の深い場所を訪ねてのお勉強。
お茶仲間にその計画を話すと「いいな~!私も!」、ということで、現地で落ち合って3人で「お茶巡り」をすることになった。
すべてを周ることはできないが、少なくとも利休さんに縁の深い大徳寺と、煎茶を中国から日本に伝えた隠元禅師がひらいた宇治の黄檗山萬福寺はしっかり訪れようと、珍しくも厳密な計画を立てた。

とりあえず初日はがっつり早起きをして昼前には京都入り、
ホテルに荷物を置かせてもらって自分一人で美術館巡り!

…と思っていた計画は、朝9時に起床した時点で敢えなく玉砕…。
前夜、「宇治に行くならばこれだけはしっかり読破しなくては!」と読みふけった「あさきゆめみし」。
漫画と侮った私が悪うござんした。
一冊一冊にかなり時間がかかり、読み終わったのは夜中の三時半もまわったころ。。
浮船の独白をなんとか読み終わり、ベッドに入り、、そして寝坊。

タラタラ準備して出発し、池袋に着いた時点で「腹減った~」。
カレーライスを食して東京駅へ。

結局京都駅に着いたのは3時半。
土砂降りの外を眺めつつ、観光する意欲などどこへやら。
前日に、たまたま京都入りしていた大学時代の友人Aに電話し、二人で私の宿泊する予定のホテルに直行。

そのまましゃべくり倒し、6時半ころようやく近所のレストラン「B legumes a table」へ。
3500円のディナーコースで、前菜6種・メインを選び・デザートと飲み物。
前菜6種は美しく盛られ、そのどれもがしっかりとした味でボリューム感もたっぷり。



特に中央に置かれた野菜たちは信じられないほど美味しく、このお野菜たちだけでもいくらでも食べていたいほど!



メインの牛肉のソテーも、柔らかくておいし~い!



メインのデザート、栗のブリュレ。



コーヒーも、とても美味しくいただきました。



ごちそうさまでした!


その後、雨の上がった夜の京都の街をお散歩お散歩。

ぐるぐる横道を入ったり、大通りに出たり、さまよいながら四条から二条城まで辿りつく。

なかなか気持ちの良いお散歩ながら、改めて戦火にやられていない街並みは美しいな~と思う。
東京は汚い汚いと思い続け、現代人のなんと悪趣味なことよと嘆いてきたけれども、やはり歴史が連続して流れる街の景観は、新旧入り交ざっても違和感のない情緒を醸し出しており。。
古い木造りの町屋の隣に、たとえ新しいマンションが建てられていたとしても、
そこは不思議に調和がとれており、これはこれで良いのかなと思ってしまう風景がいくつもあった。
おそらく新しいマンションを建てる折にも、デザインや色彩の面で周囲と調和するよう、様々な配慮を払っているのだろうけれども。


浅草に住むお茶の先生から、先日、終戦間際の東京大空襲で隅田川付近を逃げ回った話を伺った。
疎開先からたまたま帰ったその日に空襲を受けてしまった話、先生と妹、お母さんとおばあちゃんで逃げ回った話、小学校に逃げ込みたかったけれども道が混乱しすぎて行きつけなかった話、けれども、後になってみればその小学校に逃げた人はすべて焼かれてしまった話などなどを聞いた。
当時の財産はすべて失い、それでも命は免れたのだからありがたいと思わなくてはならないと仰っていた。
けれども、小さい女の子の時分に誂えてもらったお雛様一式だけは、今でも取り戻したいと叶わぬ願いを抱いてしまうこと、せめて写真だけでも見たいと思うけれどもそれもなし。

本当に戦争はすべてを奪ってしまう。。

先生の持ってらっしゃるお道具の中には、当時の戦火で形が変形してしまったものもある。


京都の夜の街をそぞろ歩きながら、そんな話を思い出していた。


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