二月に行ったバリのコンラッド・ホテルでは、エントランスに大きなチューベローズのアレンジが飾られ、朝に夕に、強烈な甘い香りをホテル中に放っていた。
中庭の芝生に立てば、庭に咲き群れる様々な花の香りがすべて混ざり合って漂ってきていたが、ホテルの廊下やロビーに立つと、圧倒的にチューベローズの匂いだけが際立っていたのだ。
もと花屋勤務の私としては、その巨大アレンジを見つめながら、
「日本で購入すれば1本500円は下らないこのチューベローズは、この国での単価はいくらなんだろう」
「仮に日本円として安く見積もり500円だとして、この巨大アレンジに使われている本数を計算すると、¥500×1本、2本、3本、4本、…10本、20本…」
「すごい! 1本もらってったらまずいかな…」
などと、さもしい思考の巡らし方ばかりしていたものだが。。
そんな思い出を胸に、先日花屋で見かけたチューベローズを、さっそく購入してきた。
やはり1本450円・・・。
しかし、やはりすごいな、チューベローズ。
たった1本で、我が家のささやかな居住空間は、軽く網羅するほどの強烈な香り。
ス~ハ~、ス~ハ~。。
はぁ~~。
まるで麻薬・・。
陶酔です。。
バリでの楽しい思い出に浸っていたある日。
冷蔵庫の野菜たちをあさっていた母親が、あるものを見つけて喜びの声をあげた。
「なぜか冷蔵庫に、あなたのチューベローズがしまわれている!
…と思ったらネギだった!」
なんだそりゃ、と思い、見にいったら
たしかに… 笑
冷蔵庫に深くしまわれ、トマトやらキャベツやらに押しまくられて底辺に長く生息してきたと思われる我が家のネギは、極寒の地ながらも成長し、立派なネギ坊主にとなっていたのだ。
そのネギ坊主の姿が、チューベローズにたくさん付いている花の一房にそっくり!
香りはだいぶ違うけどね~
記念にパチリ


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